ダイエットのホントのところ。気持ちいい取り組みを見つけるために

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話題のダイエットをとりあえず試してみるが・・・長続きせず挫折してしまう。
健康診断の1か月前、そわそわして大盛りはちょっと止めておこうとなるが・・・終わればカロリーを気にせずまたドカ食いしてしまう。

瞬発力や集中力を活かしてダイエットに目を向けてみたものの、長く続けることや習慣にする、となると別の難しさがありますね。

今回は「ダイエット」について、その向き合い方を改めて見直してみましょう。

ダイエットのホントのところ

「体重さえ減らせば健康に近づける」という誤解から、無理な食事制限で苦しい思いをしている人も少なくないのではないでしょうか。もちろん、体重が減れば内臓脂肪も減りやすくなるので、短期的には健診結果がよくなることもあるのですが、まず注意したいのはその後のリバウンド・・・・

体にとって必要な栄養が不足している期間が長くなると、体が危機感を覚えて「ちゃんと食べなさい!」というシグナルを発し、より高カロリーなものを食べさせようとし、さらにそれまでの反動から食欲が大爆発、といったことも引き起こしてしまいかねないのです!

鶏むね肉とブロッコリー、サラダと豆腐、いつもそれだけ・・・というような、イベント的に行われる一時的に集中した食事制限を楽しんで実践できる人はそこまで多くないかと思います。

体重が減ったり、また増えたり、それを繰り返してしまうと、結果的に筋肉が減り、体脂肪や内臓脂肪が増加。それではむしろ健康状態の悪化につながってしまいます。

まずは「自分に合った方法」をちゃんと選択できているのか、ちょっと考えてみてはいかがでしょう?

続けるための選択基準、それは結局自分の中に!

ダイエットは強制力がある方がいいという人もいますが、最終的には自分の選択基準をもちセルフコントロールできる人が強いと言えます。

でも安心してください。
最初から「自分に合った方法」が判る人はそんなに多くはいません。

いろいろ試して、ちょっとずつ前に進んでいけるよう、いくつかのポイントをご紹介いたします!

1.目的意識こそ強み!

体重を減らすこと自体をとりあえずの目的として、本当はやりたくない気持ちを何とかこらえダイエットと向き合い続けても、ずっとそんな生活はできません。
一方で、体重を減らすことに固執せず、「健康でスリムな体を維持したい」、「アクティブに趣味を楽しみたい」というような自身の生活に視点をおいた目的をはっきりもてると、そのために逆算して考えられるようになります。
例えば、昼食を選ぶ時も「昨日は揚げ物食べちゃったから、今日は魚定食にしようかな」という意識が芽生えやすくなるのです!

2.まずやりたいか、そして出来そうか、・・・自分の気持ちに耳を傾ける

人は機械ではないので、頭ではやせるとわかっていても「やりたくない」「苦痛だ」と感じることは続けられませんね。
ポイントは「やりたいか」「やりたくないか」、そして「できそうか」「できなさそうか」の2つ。「できないこと」や「やりたくないこと」を選んで、たとえ効果が高いものでも継続できなければ自己肯定感は下がるばかりです。

できそうなことから実践し、小さな達成感を積み重ねることで、自分にもできる!という自信が生まれ、その自信こそが「続けること」の原動力となります。だからこそ、自分自身の心に耳を傾けて「やりたいか?」「できそうか?」の2つの視点が大切になるのです!

3.今日はどうかな?と考えながら楽しみましょう!

ダイエットの本質は毎日の体調や体重をみて、「今日は一駅分歩こうかな」と自分の身体と相談しながら、自分でやることを決めて実行できること。自分と向き合う「プロセス」が重要なのです!
そして楽しめなければ続かないので、まずは「せねばならぬという義務感」を捨てて、7割くらいやれていればまずまずだな、と楽観的に捉え直してみましょう。

好きこそものの上手なれという通り、好きなことはやめろと言われても続けられるもの。ダイエットと自分の興味のある分野や趣味と結びつけることも工夫のひとつです。

4.大事なのは「大きな情熱」ではなく「小さな行動」

1日にどれだけがんばれるかより、次の日も、その次の日も「今日もやるか」と継続できることが大切。
「よしやるぞ!」という大決断よりも、「まぁ、やってみるか」という気軽な気持ちでやってみる方が、仮に続けられなかったとしても負担は少なくなります。

やってみたけど、うまく自分にはマッチしなかったということは誰にでもあることです。気持ちを切り替えて次に進みましょう!

あれやこれやと七転び八起きを小さく繰り返しているうちに「自分にあった方法」を見つけ、それが自分にここちよい自然な習慣へと結びついていくのです。

まとめ

例えば3か月間だけの強制力で体重を落としても、そのやり方が自分に向いていないものであれば、結局元に戻ってしまいます。
自分の気持ちや身体と向き合って、自分に合った方法を楽しめる人こそ、本当の意味でのダイエットを実践できる人です。
時には上手くいかないこともあるかもしれませんが、焦らず、ゆっくりと、それ自体を楽しんで進めてみましょう!